アプリ権限と承認ロールを分ける

システムのAdminであることと、法務として承認できることは同じではありません。アプリ権限はデータを閲覧・編集できるかを決め、承認ロールはどの部門の責任で判断できるかを決めます。

アプリ権限
→ データを閲覧・編集できるか

承認ロール
→ どの部門の責任で承認できるか

クライアントが送信した「legal」という値をそのまま信用せず、OrganizationとBrandごとに割り当てられた現在の承認ロールをサーバーで確認します。

課題種別で承認を変える

すべての課題で四部門の承認を要求すると運用が止まります。課題の性質と重大性に応じて、必要なロールだけを求めます。

職務分離

複数部門の承認が必要な場合、一人が複数ロールを兼任すると説明責任が弱くなります。たとえばコンプライアンスリスクで、同じ担当者が法務と事業責任者の両方を承認する状態は避けます。

職務分離を実装する際は、次を確認します。

セキュリティ・法務チェックリストでは、承認以外のEnterprise統制も整理しています。

残すべき証跡

承認をIssue内の配列だけで管理せず、不変の承認記録として残します。

同じIssue・Roleに対する上書きや物理削除を簡単に許すと、後から判断経緯を説明できません。取消が必要な場合は、取消の理由と新しい承認を別イベントとして記録します。

承認前に確認するEvidence

承認ボタンだけではガバナンスになりません。承認者が最低限確認できる情報を揃えます。

証拠不足の課題は承認できないようにします。

承認後の流れ

承認された改善アクションをProjectへ変換し、担当者、期限、タスク、Baselineを設定します。プロジェクト完了後は、同じPrompt×EngineでOutcomeを測定します。

改善アクションの製品ページでは、上位5件から承認・Projectへ進む体験を紹介しています。

まとめ

AI回答の承認ワークフローでは、Admin権限、承認ロール、課題種別、Evidence、職務分離を分けて設計します。誰がどの立場で何を確認したかを残せることが、日本企業向けガバナンスの中核です。