組織設計
AI回答ガバナンスの体制設計|誰が何を担当するか
AI回答の観測、課題判断、承認、改善、効果測定を、マーケ・広報・法務・事業責任者で分担する運用モデルを解説します。
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一人の担当者へ集約しない
AI回答の問題は、マーケ施策だけでは解決できません。料金や機能の誤りはプロダクト、企業説明は広報、契約・規制は法務、優先順位は事業責任者が関わります。一人のLLMO担当者へすべてを集約すると、承認待ちや責任の曖昧さが発生します。
基本となる役割
マーケティング
重要質問の選定、競合差、未言及、引用ギャップ、改善施策を担当します。
広報
企業説明、ブランド表現、外部媒体、対外コミュニケーションを確認します。
法務・コンプライアンス
料金条件、契約、規制、安全性、断定表現を確認します。
事業責任者
事業影響、優先順位、リソース、完了判断を担います。
情報システム・セキュリティ
認証、データ連携、保持、削除、Provider通信、監査を確認します。
RACIを課題種別で変える
すべての課題へ同じRACIを適用しません。
- 事実誤認:マーケが担当、広報が承認
- コンプライアンスリスク:法務が担当、事業責任者が承認
- 競合負け:マーケが担当、事業責任者が承認
- 引用不足:コンテンツ担当が実行、マーケが承認
- セキュリティ説明:情報システムが担当、法務・事業責任者が承認
週次運用
- 信頼済み実測を更新
- 今週直すべき上位5件を確認
- Evidenceと推奨アクションを確認
- 必要な承認を取得
- Projectへ担当者・期限を設定
- 完了・ブロック・次回観測を確認
会議では新しいダッシュボードを眺めるのではなく、上位課題の判断と実行に集中します。
承認と職務分離
承認ロールはアプリ権限と分け、Organization/Brand/User単位で割り当てます。複数部門承認が必要な場合、同じ担当者が複数ロールを承認できないようにします。
部門横断の承認ページで、証跡とProject化の流れを確認できます。
KPI
- 24時間以内に重要課題を発見できた割合
- 上位アクションの採用率
- 承認に要した時間
- Project完了率
- Outcomeが測定可能だった割合
- マーケ以外の利用部門数
- 誤情報の再発率
まとめ
AI回答ガバナンスは、専任者だけの分析業務ではなく、部門横断の運用です。課題種別ごとに担当と承認を変え、週次で上位5件を判断し、ProjectとOutcomeまで追跡してください。
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